22Wレーザーを使った微細な切断加工に挑戦

Falcon2 Pro 60W

私は前回のブログで、Falcon2 Pro 60Wの3つのレーザー出力による加工の違いについてご紹介させていただきました。


今回は、そんな3つの出力の中でも最も出力が弱い22Wレーザーを使って、
以前の検証でうまく加工できなかった、画用紙の切り抜き加工をリベンジしたいと思います。

以前の加工について

私は以前、紙(画用紙)のレーザー加工に挑戦した際、
40Wの出力で加工を行っていました。
そのため、レーザーの径が太く、細かな形状の部分が切れてしまっていました。

以前のブログの詳細についてはこちらをご覧ください。

この時はできなかった60mm×60mm程度の大きさを
22Wのレーザーを使って加工した場合、どんな仕上がりになるのか検証したいと思います。

加工→結果

まずは、22Wレーザーのデフォルトの値で加工したいと思います。

加工条件 :
・レーザー種類 22W
・レーザーパワー 100
・速度 2000

結果がこちらです。

レーザーパワー100の状態だとやはり、紙を切断するにはパワーが強すぎるようです。

そこで、前回の40Wレーザーの際に調整した設定を使ってみることにしました。

加工条件 :
・レーザー種類 22W
・レーザーパワー 50
・速度 2000


100の設定に比べてかなり形状が再現できるようになりましたが、まだ細かい線は切断されてしまっています。

そこで、さらにレーザーを弱くし30で設定しました。

加工条件 :
・レーザー種類 22W
・レーザーパワー 30
・速度 2000

すると、

今度はこのように、完全に切断できておらず、切り抜くはずの部分が残ってしまっています。

そこで、レーザー出力を10強くして再度加工しました。

加工条件 :
・レーザー種類 22W
・レーザーパワー 40
・速度 2000

すると、下記のようにきれいに切断することができました。
前回の40Wのレーザーを使用した際には、切れてしまっていた部分が
加工できていることがわかります。

40Wでの加工
22Wでの加工

しかし、よく見てみると、ほんの少し加工が失敗してる部分があります。

まとめ

今回は22Wのレーザーを使って細かな形状の加工を行いました。
レーザースポット径が小さくなったことで、細かな形状の再現性が向上したことがわかりました。

しかし、これでもまだ一部加工できていない部分があります。
そこで、次回のブログでは、さらに細かな彫刻加工ができるFalcon2 Pro 60Wのオプション、
「1.6Wレーザー」を使用して、次こそはすべての形状がきれいに加工できるように挑戦したいと思います。


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